rukbatの世界分散投資

30代後半のサラリーマンが国際分散投資で早期退職を目論むブログです。

インデックスファンドはeMAXIS Slimを買っておけばいい。

前回、投資銘柄を再考しているという記事を書きました。
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その後、あれこれ考えた結果、どのアセットクラスもeMAXIS Slimを買っとけばいいや、という結論になりました。eMAXIS Slimシリーズは、昨年末にかけて信託報酬を引き下げ、ファンドオブETFsであるEXE-iつみたてシリーズと同等の信託報酬になっています。こうなると、外国税の二重課税問題があるファンドオブETFsでは太刀打ちできないと思います。

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eMAXIS Slimはマザーファンドが信頼できる

eMAXIS Slimは昨年から運用を始めたファンドで、まだ実質コストが明確になっていません。しかし、マザーファンドはeMAXISと同じであり、eMAXISの信託報酬以外のコストはかなり低く抑えられています。このため、eMAXIS Slimも同等と予想できます。同じマザーファンドを買うだけなのに、Slimの方が大幅にコストが上がるとは思えませんから。そういうわけで、eMAXISの信託報酬以外のコストと、Slimの信託報酬を足し合わせて、eMAXIS Slimの予想実質コストを計算すると、群を抜いて低いコストになります。また、11月に一度、信託報酬を引き下げたのに、EXE-iつみたてシリーズの設定が発表されると、すぐさまさらなる信託報酬の引き下げを発表するというスピード感にも好感が持てます。
eMAXIS Slimの新規設定が発表された時、既存のeMAXISの信託報酬を引き下げず、新たなファンドを設定することを批判する意見も多くありました。当時は、私もeMAXISの信託報酬を引き下げないのは不義理だと考えていました。しかし、販売会社が多いeMAXISでは、このような機動的な信託報酬の引き下げはできなかったでしょうから、今から考えるとSlimの新規設定は英断だったと思います。

ファンドオブETFsは外国税の二重課税がネック

投資候補として悩んだSBIのEXE-iつみたてシリーズですが、やはり、外国税の二重課税がネックです。現状ではほぼ同等の経費率になりますが、私の試算では、コスト要因の半分以上がETFの経費と外国税で占められています。このため、EXE-iつみたてシリーズには、今後、自らの意志で経費引き下げる余地がほとんどありません。残念ながら、EXE-iつみたてシリーズと楽天バンガードシリーズは、eMAXIS Slimの信託報酬引き下げ役以上の意義を見いだせなくなってしまったと思います。

変更は新規積立分のみ

銘柄を変えるのは、これから新たに買い付けるときのみで、すでに持っている投資信託を売却して乗り換えることはしません。昨年の株高のおかげで、どのファンドもそこそこの含み益があり、売却して税金を払ってまで乗り換える必要は無いと判断したからです。ただし、ほとんど含み益の無い国内債券については、保有中の分も売却して乗り換えるつもりです。
また、もともとインデックスファンドではなくアクティブファンドのひふみプラスを積み立てている国内株式については、積立銘柄も変更しません。

関連記事です。
ファンドオブETSsの外国税の二重課税についての記事です。
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楽天VTの外国税を試算した記事です。それぞれの資産クラスの税率を試算しましたが、EXE-iつみたてシリーズの外国税も同じくらいになると思います。
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