投資銘柄を再考してみる
私が世界分散投資を始めてから1年近くが経過しました。この間、インデックスファンドの信託報酬の低下と、ファンドオブETFsが充実という大きな変化がありました。そこで、これらの変化について考えながら、投資銘柄を再考してみようと思います。
信託報酬の低下
ここ数年、インデックスファンドの信託報酬は下がり続けています。そんな中、eMAXIS slimという、他社の信託報酬に応じて自分の信託報酬を下げる禁じ手に近いファンドが登場しました。その結果、値下げ競争が終わるかと思いましたが、嬉しいことにその後も各社の値下げ競争は続いています。
1年前にコストが最も低いことを基準に投資銘柄を選びましたが、順位が変わっているかもしれません。そこで、年に1回程度、投資銘柄を選び直しが必要と思います。
ファンドオブETFsの充実
もう一つ、ファンドオブETFsが充実したことも、去年の大きな変化だと思います。こちらは、楽天の楽天・バンガードファンドの発売をきっかけに、それまで地味な存在だったSBIのEXE-iシリーズが楽天の信託報酬を下回るファンドを新設するといった、競争が生まれています。ファンドオブETFsは3重課税の問題があり通常の投資信託より不利ですが、全世界株式ファンドでは、通常の投資信託の信託報酬が高止まりしていることもあって、充分な魅力を持つように思います。このような全世界株式ファンドの登場で、先進国株式ファンドと新興国株式ファンドを一つにまとめることも現実的な選択肢になってきました。
このあたりを少し真面目に考えて、投資銘柄を再考したいと思います。