rukbatの世界分散投資

30代後半のサラリーマンが国際分散投資で早期退職を目論むブログです。

ジュニアNISAでeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)を買いました

私には6歳と2歳の子供がいます。これまでの節目節目にお祝いとしてもらった現金や、児童手当は、子供名義の銀行口座で定期預金にしていました。しかし、ご存知の通り、定期預金では受け取れる利息は雀の涙です。そこで、このお金が必要になる時期までかなり時間があるので、投資に回そうと考えました。

課税口座とジュニアNISA

子供のお金で投資する場合、課税口座とジュニアNISAの選択肢があります。それぞれのメリット/デメリットを簡単にまとめると以下のようになります。

メリット デメリット
課税口座 ・投資制限なし
・引き出し制限なし
・利益に課税
ジュニアNISA口座 ・利益に対して非課税 ・年間80万円まで

・子供が18歳まで引き出せない|
要は、制限があるけれど利益に課税されないジュニアNISAか、制限はないけれど利益に課税される課税口座かの選択です。年間80万円もお祝いや児童手当はもらえないので、金額の制限は問題ありません。あとは、引き出し制限と課税の有無の比較になります。ここは、非課税に釣られてジュニアNISAにしました。どちらの子も高校までは公立のつもりなので、引き出し制限が問題になることは無いという判断をしました。万が一、高校から私立に行きたいと言われても、仕事を続けざるを得なくなるくらいです。本当にお金が無くなっても、借金をして引き出し制限が解除されたら返済しようと思います。10年以上かけて得た株式の利益に対する課税と、数年の借金の利子を比較さたら、前者の方が大きいでしょう。

投資対象

投資対象は、eMaxis Slim全世界株式(除く日本)にしました。
選択のポイントは次の2点です。

  1. 全世界株式クラスのインデックスファンド
  2. 手数料が安い

まず、ジュニアNISAは、あくまでも子供のお金を代理で運用するだけなので、アクティブファンドや個別株ではなく、インデックスファンドを選択しました。これは、山崎元先生がよくおっしゃっている「他人にアクティブファンドを勧めるのは不誠実」という考え方に従いました。子供とはいえ、人のお金ですので、ここはインデックスファンド一択です。また、地域を限定することも「アクティブ的」なため、全世界株式クラスを選びました。また、できれば子供に投資信託のままで渡したいと考えているので、日本/先進国/新興国で別々の投資信託を組み合わせず、シンプルに一つの銘柄を買うことにしました。なお、10年以上の長期投資になるので、債券は混ぜずに株式100%の運用です。
全世界株式クラスで手数料が安い投資信託としては、以下の3つがあります。

銘柄 経費率 運用形態
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 0.15% 現物運用
楽天 全世界株式 0.23% ファンドオブETF
SBI 全世界株式 0.15% ファンドオブETFs

(経費率はモーニングスターのサイトによる)
経費率ではeMAXIS SlimとSBIが互角、楽天がやや割高です。ただし、SBIはファンドオブETFsなので、外国税の二重課税の問題があり、eMAXIS Slimに対して不利です。
(参考)

ただし、eMAXIS Slimは日本を除いた指数をベンチマークにしており、厳密には全世界株式クラスのインデックスファンドではありません。ここで、eMAXIS Slimにするか、SBIにするか悩みましたが、最終的にeMAXIS Slimを選びました。日本を含めることがリターンに対してプラスに働くか、マイナスに働くかは分かりませんが、余分な外国税を払うことは、確実にリターンにマイナスに働くと考えたからです。また、全世界株式において日本の占める割合は10%程度ですから、外国税による-0.14%を取り戻すには、日本株が世界平均に対して1.4%プラスにならないといけません。なかなか厳しい数字だと思うので、コストを上げてまで日本株を組込む必要は無いと判断しました。今後、日本の株価が暴騰して、eMAXIS SlimよりSBIが大幅に上昇したら、息子たちに謝ろうと思います。

結論

  • 子供の貯金を定期預金からジュニアNISAに移行
  • 投資先はコストを考えてeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)