ビットコインのアービトラージ
先月から、ビットコインのアービトラージを始めました。今日から何回かに分けて、このことを記事にしたいと思います。
アービトラージとは?
アービトラージとは、日本語で裁定取引と呼ばれる取引のことです。
例えば、きゅうりが市場で1本50円で買えるときに、一般のお客さんには1本100円で売れるとすると、市場で買ってお客さんに売るということを繰り返せば、1本あたり50円ずつ儲かります。八百屋さんはこのようにして利益を出しています。
同じことを金融商品でやると、アービトラージと呼ぶようになります。ビットコインの場合、取引所Aで1BTCが1,000,000円で売っているとき、取引所Bでは1BTCを990,000円で買えるというようなことがあります。取引所Aと取引所Bでは同じビットコインの売買をしていますが、双方が連絡を取り合って値段を決めているわけではなく、互いに独立した人が出した注文の兼ね合いで値段が決まっているので、このようなことが起こり得ます。このとき、取引所Aで1BTCを売って、取引所Bで1BTCを買えば、10,000円の儲けが出ます。
自分でやるのは限界がある。
さきほどは、さらっと簡単に1万円ぐらい儲かるように書きましたが、実際にこれだけ儲けるのは大変です。まず、先の例では、1BTCが1,000,000円に対し、10,000円の価格差が出ていますので、1%の価格差がが発生していることになります。しかし、実際には価格差が1%を越えることはほとんどありません。たまに来る価格差が開くときをただひたすらにパソコンの前で待って売買するのは、現実的な方法ではありません。