rukbatの世界分散投資

30代後半のサラリーマンが国際分散投資で早期退職を目論むブログです。

ビットコインの限界

何かと世間を賑わせているビットコインですが、この通貨がこれからもずっと決済に使われることは無いと思います。それは、ビットコインから「短時間/低手数料で送金できる」というメリットが無くなってきたからです。そのため、今後、ビットコインは徐々に廃れていき、それに代わる仮想通貨が主流になってくるのではないかと思います。

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決済ネットワーク

人と人が物を売買するとき、売り手と買い手は商品とお金を交換します。このうち、買い手から売り手にお金を渡すことを決済と呼びます。そして、同じシステムで決済を行う人の集まり決済ネットワークと呼ぶことにします。例えば、クレジットカードを使う人(カードの利用者と加盟店の両方)は、クレジットカードのシステムを用いて決済を行う決済ネットワークの利用者になります。単にクレジットカードと言っても、VISAやMasterCard、JCBなどがありますが、それぞれの会社が個々の決済ネットワークを作成していると考えます。
一般的に、決済ネットワークは、より多くの人が利用している方が有利になります。より多くの人が使えた方が、売る側からすると客が多くなり、買う側からすると使える店が多くなるので、どちらにとっても利用者が増えた方が好都合です。このため、これから決済ネットワークに参加しようとする人は、どの決済ネットワークを利用するかを、その決済ネットワークの利用者数を参考にして選ぶことになります。このため、すでに利用者の多い決済ネットワークはどんどん新しい利用者を獲得でき、逆に現状で利用者の少ない決済ネットワークは新しい利用者が増えていかず、ジリ貧になっていきます。このような理由で、クレジットカード業界でVISAやMasterCardが圧倒的なシェアを持っています。

新しい決済ネットワークとしてのビットコイン

そのような寡占状態になりやすい環境で新たな決済ネットワークを立ち上げるには、既存のものに無いメリットが必要です。そこで、ビットコインは短時間/低手数料というメリットを持って殴り込みをかけました。しかし、最近、そのメリットが無くなりつつあります。ビットコインのシステムが処理できる取引量に対して実際の取引量が増えすぎ、それなりの取引手数料を支払わないと現実的な時間で送金できなくなってきたのです。利用者が増えると、最大のメリットがなくなってしまうという致命的な欠陥が、まさに今、明らかになったと言えます。一般の人々が日常的にビットコインで決済を行うような状況になれば、今の取引量とは桁違いの取引量になると思いますが、今でさえアップアップという状態で、まともな決済ネットワークを維持できるとは思えません。そのため、今後、ビットコインは新しい決済ネットワークになれず、廃れていくと私は考えています。

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