rukbatの世界分散投資

30代後半のサラリーマンが国際分散投資で早期退職を目論むブログです。

SBIソーシャルレンディングが分配用口座を廃止

先日、SBIソーシャルレンディングから、次のような連絡が来ました。
www.sbi-sociallending.jp
これまで、SBIソーシャルレンディングでお金を貸し、借り手から元本と利息が返ってくると、SBIソーシャルレンディング内の分配用口座にプールされ、そこから自分の銀行口座に振り込むなり、別の借り手に貸すなりできました。ところが、1月以降は分配用口座を廃止して、返済されたお金を直接、投資家の銀行口座に振り込むようになるという内容です。

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出資金は集まるのか?

まず、思ったことは、今後、SBIソーシャルレンディングに出資金が集まるのか、です。正直、SBIソーシャルレンディングは、同業他社に比べ利回りが低く、あまり魅力がありません。分配用口座の資金であれば、そのまま再投資しようかと思いますが、自分の銀行口座に返ってくるのであれば、別の投資先に振り向けたくなってしまいます。少なくとも、私はそろそろSBIソーシャルレンディングから資金を引き上げようかと思っていた矢先なので、返済金は別の投資先に使おうと思っています。
同じような考えの人が多ければ、SBIソーシャルレンディングに出資金が集まらなくなってしまうのではないかと思います。

第二種金融商品取引業者は金銭等の預託を受けられない?

前述のお知らせを読むと、次のような理由で分配金口座を廃止すると書いてあります。

  1. SBIソーシャルレンディングが倒産した時に、分配用口座のお金は投資家に戻らない可能性がある。
  2. 第二種金融商品取引業者が行うことができない金銭等の預託に該当する可能性も懸念されている。

1.は甘んじて受け入れていたのですが、2.については少し驚きました。このあたりの法的な問題はクリアしていると思っていたからです。少なくとも、SBIソーシャルレンディング側は、クリアしていると思っていたと思います。でなければ、こんなサービスを始めないでしょうから。また、これが本当なら、他のソーシャルレンディング業者でも同じようになるのではないかと思って、少し調べて見ました。すると、金銭の預託を受けるには、資本金が5000万円以上必要なのに対し、SBIソーシャルレンディングの資本金が1000万円しか無いことが原因のようです。(参考リンク)一方、私が出資している他のソーシャルレンディング業者はいずれも5000万円以上の資本金があったので、他社が同様に預託金口座を廃止することは無さそうです。