rukbatの世界分散投資

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SBI証券が投信積立サービスを拡充

SBI証券が、10月中旬から投信積立サービスを拡充するそうです。
投信積立サービス機能大幅拡充! -SBI証券-
拡充されるサービスは以下の3点です。

  • 積立頻度の拡充
  • NISA枠ぎりぎり注文、課税枠シフト注文の設定
  • 投信積立銀行引落サービスの拡充

この中で、私が使いたいと思うのは、課税枠シフト注文ですが、それぞれのサービスについて考えてみたいと思います。
ちなみに、私はSBI証券をメインに使ってるので、これらの全サービスを受けられますが、課税枠シフト注文以外は使う予定はありません。

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積立頻度の拡充

まず、今回のサービス拡充の目玉となると思われるのが、積立頻度の拡充です。これまでSBI証券はそれぞれの投資信託ごとに、最大で月2回まで(通常は月1回の買付のみ。NISA口座と課税口座にそれぞれ積立設定することで月2回の買付が可能)しか積立で買付できませんでした。しかし、これからは、毎日、毎週、毎月好きな日(複数日も可)、隔月から選べるようになるそうです。
投資信託は1日に1回だけ基準価額を更新するため、毎日定額で投資をすれば、最も時間分散の効いた投資をすることができます。このような需要はそれなりにあるようで、すでに松井証券Monex証券、カブドットコム証券で可能になっています。
しかし、私はこのサービスを使うつもりはありません。それは、以前の記事でも触れたように積立頻度はリターンにそれほど影響を与えないにも関わらず、手間ばかりが増えるからです。リターンが変わらないのなら、自分のキャッシュフローに合わせて積み立てるのが合理的だと思います。私は月給取りですので、月1回の投資で充分です。また、私は5本の投資信託を積み立てているので、1ヶ月を20日として毎日積立をすると、実に100回も約定することになります。資産管理のために約定のたびにGoogle Spreadsheetに約定日と購入口数、購入価格を入力しているのですが、月に100回も約定すると、とても入力していられません。このような理由で毎日積立を実施するつもりはありません。
一方、毎日積立とは逆に、隔月積立の機能を設けたことは特筆に値すると思います。隔月で収入があったり、隔月で支払いが増えるなど、隔月で月のキャッシュフローが増減する立場の方には使いやすいサービスになるのではないでしょうか。

NISA枠ぎりぎり注文、課税枠シフト注文の設定

私が最も期待しているのが、この課税枠シフト注文です。どちらもNISA枠で積立を行い、NISA枠ぎりぎり注文は、NISA枠が埋まったところで買付けをやめる、課税枠シフト注文はNISA枠からあふれた金額を課税口座で買付けるという注文です。私は、来年からつみたてNISAを選ぶつもりですが、つみたてNISA枠の年間40万円という数字は12で割り切れず、月1回の積立ではきっちり使い切ることができません。1年の途中で積立金額を変えないといけないので面倒だと思っていました。ところが、この課税枠シフト注文を使えば、月々35,000円の積立を設定しておけば、11月までは全額つみたてNISAに投資でき、12月分はつみたてNISAの残枠である20,000円はNISAに、残りの15,000円は課税口座に投資できます。積立額を変える手間を省くことができ、ありがたく思います。

投信積立銀行引落サービスの拡充

最後は、毎月、好きな金額を自動で銀行から引き落としてくれるサービスですが、私の場合、定期購入しているのは投資信託だけなので、特に必要性を感じていません。スポット買付をしたければ、別途入金をすれば良いだけですし。FX積立とかしていると便利なのでしょうか?

以上、SBI証券の新サービスについて思うところを書いてみましたが、課税枠シフト注文のような痒いところに手が届くサービスができることはありがたいことです。

他のサービスもオススメですので、口座開設がまだの方はぜひどうぞ。


積立頻度とリターンの関係についての記事です。

Google Spreadaheetを使った投資信託の基準価額の入手方法をまとめた記事です。


つみたてNISAと一般NISAの比較です。