rukbatの世界分散投資

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不動産担保付で高利回りが魅力 LuckyBank

前回SBIソーシャルレンディングに続き、今回はラッキーバンクについてまとめたいと思います。

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(雨上がり)

不動産担保付で高金利が魅力

ラッキーバンクの魅力は、金利が高いことです。前回、SBIソーシャルレンディングが4%程度の金利でしたが、ラッキーバンクは6〜10%の金利が付きます。SBIソーシャルレンディングのほぼ倍です。しかも、一応、不動産担保付なので、多少なりとも安心できます。

クリック合戦が発生

逆に、ラッキーバンクの欠点は、いわゆるクリック合戦が発生することでしょう。クリック合戦とは、貸出案件の募集が始まると同時に応募が殺到するため、少しでも早くクリックして申し込まないと投資できない状態を言います。このため、ラッキーバンクで投資しようとすると、募集が始まる5分前くらいにパソコンを開いてログインし、募集開始と同時に慌ててクリックするという作業が必要になります。また、募集開始時刻は水曜の19時と土曜の10時にほぼ固定されており、これらの時刻に仕事などの用事がある場合は、ほとんど投資できません。水曜の19時まで仕事が長引いたり、土曜の9時55分にパソコンを開いても、10時ちょうどに子供の妨害にあったりするだけで、次の機会を待たなくてはなりません。うまく投資できたとしても、特定の時間にパソコンの前でクリック合戦に参加するというのは非常に面倒ですから、何か対策を期待したいところです。募集後1日は一人あたりの投資額に制限を設けて広く投資家を募集し、制限以上に投資したい場合は、2日目以降に追加応募するシステムにするとか。

担保評価額に対する貸出比率が高い

クリック合戦の他に、担保評価額に対して貸出比率が高いことも欠点だと思います。ラッキーバンクの貸出限度額は、担保評価額の95%になります。この場合、もし借り手が借金を返せなくなり担保を売却して回収するようになると、評価額の95%以上で売れないと元本割れしてしまいます。特に、ラッキーバンクの案件は、借り手が担保不動産をリノベーションして転売するという案件が多いですから、借金の返済ができなくなるということは、転売に失敗したということなので、新たに評価額で買ってくれる買い手を見つけるのは難しいと思います。つまり、借り手の目論見が外れた場合、元本割れする可能性が高いだろうと思います。
それでも、担保を取っているので元本が100%返って来ないなんてことはあまり無いでしょうし、ある程度の案件に分散して投資しておけば、そのうちの1件が債務不履行になっても、全体としての損失は軽減できると考えています。

そもそも不動産バブルはいつまで続く?

先程も触れましたが、ラッキーバンクの案件は、借り手がビルを買ってリノベーションし転売するというパターンが大半です。このビジネスモデルは、好調な不動産市況に支えられてうまく行っていますが、いずれ、リノベーションしたビルが売れなくなる日が来るかもしれません。そうなると、ほとんどの案件で債務不履行に陥るような事態になるかもしれません。そういう、最悪の事態も頭に入れて投資すべきと思います。
ラッキーバンク

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