rukbatの世界分散投資

30代後半のサラリーマンが国際分散投資で早期退職を目論むブログです。

ラップ口座は成功報酬制にすべき

日経ビジネスに、このような記事が載っていました。

特に、3ページ目、4ページ目の野村証券大和証券の社長へのインタビューが必読です。結局、彼らは変わる気などないということがよく分かります。

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(秋めいてきました。)

ラップ口座は成功報酬制にすべき

大和証券の社長は、ファンドラップについて、こう述べています。

ファンドラップのように一定の手数料がかかっても、プロがグローバルにリスク管理しながら運用し、顧客と定期的に対話するようなニーズはさらに高まると思います。質の高いサービスを提供できるなら、正当な対価はきちんといただくべきです。とにかく手数料を安くすれば、顧客本位になるわけでは決してありません。

彼によると、プロに相談してるんだから、高い手数料を取るのは当たり前だそうです。
ところで、投資をするにあたって、プロに相談する理由は何でしょうか?単に話し相手が欲しいだけなら、わざわざ高い手数料を出してプロに頼む必要はありません。プロに頼むのは、その方が自分でやるより儲かると考えるからです。つまり、
(相談して決めたポートフォリオの利益)-(自分で決めたポートフォリオの利益)
が、プラスになることを願って、顧客はプロに相談するのです。それならば、これがマイナスになったときは顧客の望みを叶えられていないため、プロは報酬をもらうべきではありません。逆に、大きくプラスになればたくさんの報酬を払うべきです。そこで、この「プロに相談することによって得た利益」に比例して報酬を支払うのが妥当ではないでしょうか?
なお、現実問題として、先の式のうち「自分で決めたポートフォリオの利益」を計算するのは面倒ですから、MSCI ACWIをベンチマークにして、それを超えたリターンの50%ぐらいを報酬として支払うような仕組がよいのではないでしょうか。

濡れ手に粟の信託報酬

一方、現在のラップ口座は、投資額全体に定率で報酬が発生します。しかし、投資する元本は顧客が自分で貯めたお金であり、そこからピンハネしてもいい理由はありません。質の高いサービスを提供している自負があるのなら、顧客の財布に手を突っ込むような下衆な真似はやめるべきでしょう。

顧客の利益が証券会社の利益に

フィデューシャリー・デューティーを本当に考えているのなら、この顧客の得た利益に比例して証券会社の取り分を決めるという方法は、極めて合理的です。なぜなら、顧客が儲かれば儲かるほど、証券会社も儲かるため、利益相反の恐れがなくなるからです。証券会社に投資のプロが質の高いサービスを提供している自負があるのなら、成功報酬制を導入してみてはいかがでしょうか?

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