資産クラスごとの投資銘柄選定 ー先進国株式、新興国株式編ー
国内債券、国内株式、先進国債券に続き、今日は先進国株式と新興国株式の投資銘柄について書きたいと思います。
方針変更もありましたが、現状では以下のようになっています。
rukbat.hateblo.jp
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(台風襲来)
先進国株式
NISAと企業型DCの非課税枠をダブルで利用
先進国株式クラスは、私のアセットアロケーションの主力で、最も収益を上げてくれると期待している資産クラスです。そのため、NISAと企業型DCという非課税枠をダブルで利用します。
投資銘柄
投資銘柄は、たわらノーロード先進国株式と三菱UFJ DC海外株式インデックスファンドです。三菱UFJ DC海外株式を企業型DCで目一杯買って、残りの先進国株式への投資枠をたわらノーロード先進国株式にあてるという方針を取っています。ちなみに、三菱UFJ DC海外株式は海外株式という名前ですが、ベンチマークはMSCIコクサイで、新興国株式を含みません。一度決めてしまうと変えにくいのは分かりますが、こういう名前と実態のズレはどうにかしてほしいものです。そもそも、ベンチマークのMSCIコクサイという名前も実態とは異なっているのですが。
これら二つの投資信託の経費率を比べると、たわらノーロード先進国株式が0.229%、三菱UFJ DC海外株式が0.31%です。小さいと言えば小さいですが、微妙な差です。できれば全部たわらノーロード先進国株式にしたいと思っています。しかし、企業型DCで投資する銘柄は、企業側が決めたリストに従わなければならず、私の勤め先のリストには三菱UFJ DC海外株式しかないので、どうしようもありません。勤め先によって投資可能な銘柄が制限されるというのも釈然としません。ただ、そのおかげでiDeCoに必要な口座管理手数料が必要ないので、釈然としませんが納得はできます。
制度の盲点?
ところで、この制度だと、金融機関が企業に格安の手数料で企業型DCを提供し、信託報酬の高い投資信託ばかりを並べて加入者の年金資産から収益を得るようなビジネスモデルが成り立ちますが、対策されているんですかね?企業型DCと企業型DBがあると、基本的にiDeCoに入れませんから、年金について非課税特権を受けようと思うと、企業型DCに加入しなければなりません。そして、非課税特権を考えると、信託報酬が高くても企業型DCの方が投資家にとって有利になります。これでは、国が個人の老後資金準備のためい設けた非課税枠を金融機関が吸い上げることになりかねません。このようなことが、まかり通っていないことを願うばかりです。